なんか言いたくなったこと

アイドルマスターを中心に、余計なことを書く。

2017年下半期20選

2017年下半期ニコマス20選まとめ動画vol.1


2017年下半期ニコマス20選まとめ動画vol.2



基本レギュレーション
対象は2017年下半期(7月1日~12月31日)に公開されたニコマス動画
自身のセレクトを20作品以内でブログ・マイリスト等にて公開
1Pにつき1作品(合作・別名義については別カウント)
選考基準はフリー(お気に入り・埋もれ発掘・テーマに沿って等何でも可)
※作品と一緒にP名を表記していただけると非常に助かります





1.【デレステ3DリッチMV】イリュージョニスタ!【新衣装!】  たてぃこP

下半期最大のトピックといえばイリュージョニスタ。
幸子がイベントにもライブにもCDシリーズにもなかなか登場しないことに寂しい気持ちもあったのだが、
ようやく登場した幸子がカワイイで神曲を歌い踊ってくれたので無事昇天した。
また、6月末にはついにミリシタもリリースされアンチな方の私としてもその一進一退をうかがっていたのだが、
デレステも負けずに新ギミックを次々と導入、イリュージョニスタではなんと6人目のアイドルが登場するという
予想もしなかった技術、進化を見せてくれた。
デレマスについて、9.18の記憶も新しくソシャゲの地位も低く、何かと揶揄の対象であったところから
突然765アイドルを引き抜かれて(個人の感想です)グリマスがスタート…という展開を見てきた。
そのせいでどれだけ勢いがあっても沙羅双樹、ミリシタがヒットしたらデレステが終わるのかと
ありえない不安を抱いたりもするのだが、イリュージョニスタはそれらの不安を決して否定することなく、
儚いきらめきを明日も見せてくれると歌ってくれた。
イリュージョニスタに詰まったデレステ進化の過程、そのプライドに課金します。
先日CDも発売されましたがいつ聴いても泣けるw



2.【2周年】デレステMV進化の歴史 Niku氏

というわけで、イリュージョニスタからこっち回想モード。
まさかこんなにモバマス好きになるとは…。
アイマス、ニコマスでは展開やコミュニティを追うこともなかったので何事も参加することが大切なのだろう。



3.衣装で振り返るデレステ2周年 ぶた氏

引き続き回想モード。ぶたPではない。



4.【デレステMAD】キラーチューン もじさんP

イリュージョニスタが私にとってあまりにも記念碑的で、結果としてそれを使ったPVに
3割増し多幸感を感じてしまう状態になってしまった。林檎も当然のように最高。
アイドルにとっても、私が一生ものの唯一だと思ってくれているのなら、少なからず嬉しいことだなーって。



5.いのちの使い道は :庵氏

安定。だけではなんなので。
2020年には椎名林檎が演出に参画する予定の五輪開会式があるわけです。
変な話、そういう未来への未練があるからといって今この瞬間の死にたいという気持ちが
慰められることはないですが、普通に毎日を生きているときはそういう未来への期待が
自分や自分の生きる世界にはどうしようもなく素晴らしいものが存在するのだと肯定する力になります。
だからこれを見るととってもハッピーな気持ちになれました。
林檎も近年は母性的な歌詞、老いを克己して今なお第一線を務める姿勢を打ち出しており、
それも重ねている部分もあるのやも。



6.あずさ、夜の七時。 いとりP

林檎、五輪繋がり。これは感想も書いた。
美しい。



7.今日の俺達は96%の俺達だったんだよ! ふくらみP

嬉しい感じが嬉しい。
下半期にはエムマス、アニメもありまして。私は同日にスタートしたシャイニング事務所の方にも
出社していたのでたいそう忙しかったです。



8.【デレステMAD】ドラマチックガール【椎名法子誕生祭】 オペラP

嬉しい感じが嬉しい。
ちゃんとドラマに参加しないと。



9.フルサワン きやのん氏

泣くほど笑ったw
でも、古澤さんってチョコレート色の髪に不思議なほど深く輝く青の瞳がめちゃくちゃ映えて
見ているだけで目の覚めるような美人なんですよ。



10.ヒャクハチジュウミツボシ☆☆★ ヘルシア氏

ユニットのコンセプトがわかるのがすごく楽しい。
選んで選んで!のデレはここに戻ってくるんだろう。信号機でもこういう役割をもつ未央が好き。



11.新唇島(M@STER VERSION) MUMEI_ver.SP氏

当初は火種としか思えなかった総選挙が、クソコラやら新宝島やらがまさかこうなるとは。
ウェットになりすぎないのが良い。それでも格好良いのも好きだからニコマスなんか見てるんだよねえ。
どういったってモバマスには総選挙があって、それを肯定できるまでになって、
アイマスを率いるような演出が可能になったんだなーって。
総選挙の未央のシーンから、ここに一人のアイドルがいるということは
後ろに200人のアイドルがいて、その後ろには何万人ものPがいるんだと信じられる。



12.「Never say never」LIVE at SSA 2017 渋谷凛【デレステフォトスタジオPV】 mobiusP

全画面にしたら普通にライブ映像見ている気持ちになった。
ライブに行くと、あふれんばかりに輝くサイリウムと反比例する豆粒アイドルたちを見て、
なんという大きな欲望があの小さな人たちの背中にのしかかるのか、いつも気の遠くなるような感動を覚える。
それを思い出すリアルさ。



13.かえでさんが通る うしわかP

本当に歌っているような空気。
こんなに美しい姿勢、柔らかな動き、引き込まれる表情があったのか…と改めて気付かされる。



14.5:00AM anP

曲も好き。



15.アイドルマスター デートTIME トカチP

アンチの方とは言いつつ、ミリシタMADで一番好きだったのはこちら!!!
アニメを見ていたこともあってこの曲大好きで、
恋する女の子の可愛さをぜひアイドルに表現してほしいなー、
誰か作らないかなーって思ってたところ、まさかこんな…素敵な…。
私はソロで想像していたので、それとはまったく違う魅力にあふれた素晴らしいMADが見れて
めちゃくちゃ嬉しかった…幸せ…。幸せすぎて何も言えない…。



16.ワカラナイ あやいずP

女の子はみんな可愛い…。
ポジティブなのばかりもなんなので。



17.サタデーナイト 電動P

まだ好きなのだって嘘
向うにある人の形まで気にしたくないし



18.Weekend Woman ソニお氏

僕はまだキレイな君の嘘を信じてる
おかげで僕はまた若くなったような気がするよ



19.アイドルマスター 春香 × 堀江由衣 『Love Destiny』museP

私はそもそも雪歩の動画しか興味なかったので、ここで言われるような「初期・ニコマスらしさ」について
語る言葉をもたない。ニコマスの過去・現在・未来ともに私にはあまりにも関係がない。
無印TrueENDとかの知識は増えたことは間違いないんだけど。
それでも、信ずるに足る「何か」がありそうな、そういう「何か」があるなら
こんな動画が良いみたいな感傷を持つことができるのが不思議。単に好きなだけか。



20.【デレステMAD】君には期待したいし【西島櫂】 しんこんP

総括!
fakestoryの律子とか感情移入しちゃうよね~。
当たり前だけど、頑張ったことで挫折するとめっちゃ傷つくから、再挑戦してくれることが本当に嬉しい。




あとこれ1選
いんべいだー HaLP

ゆりしー大宇宙!ゆりしー大勝利!




//
今年度中には書けて良かった(良くない)。次こそは参加したい。

ニコマスの文章を読みたいときに私も書いている(上げるとは言ってない)。
自給自足は大事。
スポンサーサイト
  1. 2018/03/29(木) 23:30:00|
  2. ニコマス
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

とびきりのおしゃれして

【YE4RS単品】とびきりのおしゃれ【徳川まつり】 戸次P

容量の問題でミリシタはすでに消してしまったが、少なくともグリマスよりは楽しかったし曲も新鮮だった。
(新しいスマホを買ったらまたダウンロードすると思う)
ミリに対してアンチ的なスタンスをとる傾向がある方なので心もちアイドルたちにも
心理的な距離をおいているが、姫は面白いかもって感じで。名前がごつい。

私の姉も「私のことを姫って呼んでいいよ」と言ってのけるタイプだったので
「自称・姫」に対して親しみがあるというのがひとつ。
細切れのコミュから見える、キャラクターに基づいた完璧超人ぶりにおののいたのがひとつ。



そんなまつりを主役とした今回の動画は、15年P合作「YE4RS」、春夏秋冬の夏をテーマにした作品。
「とびきりのおしゃれして別れ話を」という曲名通り、
夏の盛りではなく夕暮れから夜にかけての、終わりの予感が漂う名残惜しさの時間で彩られる。
映像と歌が一直線上にあるような動画では、とびきり可愛い女の子と
その裏側にある目には見えない感情までも率直に切り取ってしまいそうで切ない。
勝手に感情移入して裏側を想像しているだけなのかもしれないが、
ミリシタでまつりの世界を触れてしまうと「キャラクター」とか「アイドルの裏側」なんて
常識的な価値観こそ失礼な気がして、見えているまま信じてあげたいというか…。
合作による1分の時間制限があったゆえの率直さなのかもしれないが、
時間制限のおかげでイメージPVのような曖昧な世界観も過不足なく成り立っている。



似たような曲で、逆にダンスPVということでこちらを思い出したり。
アイドルマスター1 あずさ マスカラまつげ てってってーP


(アイドルマスター“1”ってなんだろう?)
こちらもイベント「iM@S KAKU-tail Party 3 SR」参加作で時間制限アリ。
「マスカラまつげ」から自然と表情に注目させるアップショット、揺蕩うようなスローな動きを追うロングショット、
そのどちらも際立って余韻を感じさせるつくりで、その結果か案外とイメージPVっぽい。
しかし「マスカラまつげ」は「とびきりのおしゃれして別れ話を」よりもメランコリックな曲調でもって、
女性の未練を情緒的に歌い上げる。映像の浮かびやすさも演歌的。
歌詞の中の女性は「マスカラまつげ」に代表される別れに臨むためのメイクを指して
「自虐的なのか見返したいのかわからない」と、別れを受け止めきれていない。
だから「いちばんかわいいわたし」を装っても「ここに立っているわたしはだあれ?」と空回り、
その象徴として「マスカラまつげ」が涙に濡れて「あなたの記憶 最後のわたしはみごとパンダ顔」となる。
ここで「マスカラまつげ」=「とびきりのおしゃれ」だとすると、「とびきりのおしゃれ」のなんと軽やかなことか。
もちろん「マスカラまつげ」同様の別れに対する複雑な感情が表現されてはいるものの、
それはあくまでも女の子の感情の一瞬を切り取ったに過ぎない。
情景の具体性といい、女性の未練の描き方といい、それぞれの曲(ボーカル)の年期・対象層の違いを感じる。

「とびきりのおしゃれして」を見て、何かを装って背伸びした「理想の自分」と
その対立項としてある「素の自分」のどちらを愛するか…という
少女漫画でも繰り返される切ない問いについて改めて考えたりして。
まつりにとっての「理想の自分」と「素の自分」が対立するとは限らないが、
この歌の軽やかさや強がりにはまつりのそれとはまた別の「装った自分」と「素の自分」が見え隠れする。
「マスカラまつげ」のように「ダメな私=素の自分」的なものがはっきり描かれないだけに
決着のない心許なさが10代の少女らしくて心配にもなろうというもの。
恋愛における少女の表裏に重ねて、まつりの「本質」を見ることにも見ないことにも難しさを覚えてしまった。



閑話休題。
ミリシタ開始前ということもあって動画にはイラスト+MMDのみ。
とはいえ、静止画MADといえども、多様な人物イラストや背景、文字や文字フレームまで
演出によって動きを作り、様々な動きによって歌詞などのニュアンスを表現したり視線を誘導している。
動きで感情や展開を描くため、静止画MADの画面は非常に華やかで情報量豊かだ。
しかし、それらの演出はあくまでも(歌詞の可読性の低さから考えても)装飾的で、動画の中心にはまつりがいる。
演出によってまつりはより魅力的になり、全体の華やかさが向上しても統一感は損なわれない。
(それぞれのイラストの思い出が浮かぶPならなおさら切ないことだろう)

装飾的な文字演出(キネティックタイポグラフィ?まではいかないのかな?)は静止画でなくてもできるか。
静止画MADというのは大変。


さて、初めに書いたように別れをテーマにした本作では夕暮れや夜空の花火のシークエンスが象徴的だ。
夕暮れは別れ話をする「今日」のイラストの背景と動画全体のラストに、
花火は動画イントロの風景と静止画部分のラストに用いられる。
特に花火に関しては、作品の冒頭、まつりが登場する以前に作品の雰囲気を決めるとともに、
静止画部分のラストではまつりから花火にカメラが下から上にスライドすることで
まつりの全身と爽やかな笑顔から、現実に花火を見上げるのと同じような動きで散りゆく花火へと視線を移動させる。

個人的には最初にまつりのイラストが出てくるシーンも好き。
文字の配置や大きさ、色を細かく変化させる中に、
まるで線香花火の明滅に照らされているかのように見える瞬間があってとても美しい。
(その演出が意図したものかどうかはともかく)

oshare1.png

oshare2.png
座り込んでする花火といえば線香花火。
夏の夜のぬるさと火の熱さ、火薬のにおい、夜の音とかそういうものを思い出させる。
gif動画のがわかりやすいだろうけど動画を見てほしいってことで。



.//
グリマス終了に寄せて。
  1. 2017/11/18(土) 21:00:00|
  2. ニコマス
  3. | トラックバック:1
  4. | コメント:0

MAZE OF LIFE

1日に更新したつもりが投稿できてなかった…。
月1更新をしたいという気持ちで短いですがひとつ。

【二宮飛鳥誕生祭】MAZE OF LIFE もじさんP


「MAZE OF LIFE」は学園を舞台とするRPG「ペルソナQ」のOPテーマということで、
未知の冒険を前に高揚する青少年たちの姿が、まさに私の中の飛鳥のイメージと重なる。
彼女の一言、立ち姿の一回性のきらめきが動画から浮かび上がってくるようだ。


ということで、私の中の飛鳥のイメージの話。
私的な飛鳥のイメージが形成されたタイミングは、jewelries!シリーズにて募集されたカバー曲を模索したとき。
担当ではない後発のアイドルに対しては表面的な知識しかなかったため、
選曲の指標となるような彼女のパーソナリティについて吟味することが必要だった。
当時は飛鳥の声優が発表されていなかった(=個人曲がない)こと、
jewelries!003には、フレデリカ・志希・早苗・唯・周子など「ゆるい」アイドルがそろっていて、
それぞれのカバー曲を考えるにあたってアイドルごとの特異な性質(本質)に如何な差別化を図るか、
という思考も影響になっていたことも付記しておく。

その結果、私なりに見出した飛鳥の特徴は「頭でっかち」。
中二病的かつそれに自覚的で(高二病?)、賢しらなことを言うが具体的な体験に基づいた言葉に乏しい…
というのが当時獲得した印象である。まあ、先達の「中二病」アイドル・蘭子が邪気眼系であるのに対して、
飛鳥は原義的なタイプとして描かれているだけかもしれないが。


以上より、飛鳥にとってアイドルという「体験」のもつ輝きは、彼女のわずか14年という人生において
とても貴重な時間なのではないか、という感覚が常にある。
そうして、行く先も知らず迷走さえ楽しむ飛鳥の期待にあふれる心を抑えられないダンス、青春の逸る心に、
見ているだけの私までドキドキしてしまうのだ。
動画の構成も、前半は静止画を使った抑制的な演出を経て、サビに入ると一気に身体的な動きが画面を支配する。
それでいて、歌詞による飛鳥のない面描写だけは変わらないのも良い。
前述の通り、私は飛鳥の「言葉=思想」こそ彼女に備わっていたものだと考えたので、文字の演出もそのイメージに沿う。
このような青春の輝きを放つ動画に添えられる曲が青春RPG「ペルソナQ」のOP、つまり冒険の幕開けを飾る曲であり、
アイドルという処女航海にいざゆかんとする飛鳥を彩るのにこれほど相応しいものもないだろう。



参考:
「双翼の独奏歌」コミュは最高だったという話 - Dreamdancer
  1. 2017/11/09(木) 21:30:00|
  2. ニコマス
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

東京は夜の七時

久しぶりに速攻で感想を書き終えた。曲や演出について調べる手間が少なかったからだと思われる。
初期の毎日投稿という縛りプレイで書きたいこと書きたくないことどうでもいいこと大体書いたので気楽だ。



あずさ、夜の七時。 いとり氏


「東京は夜の七時」は1993年リリースされたピチカート・ファイヴの楽曲。
最近ではリオパラリンピックの閉会式にて椎名林檎版「東京は夜の七時」が用いられ話題となった。
(その間には野本かりあ版もあるが、ここでは割愛)
椎名林檎版の歌詞については(ピチカート版「東京は夜の七時」への)「返詞」とあるところが特徴。
ピチカート版は律子がカバーしたことでニコマスでも有名である。

アイドルマスター YOURSONGより 秋月律子 東京は夜の七時 PVバージョン? ぽりぺくんP


また、17年上半期にはデレステを使った動画などもあった。


【デレステMAD】白坂小梅 東京は夜の七時 ぶどうとう氏


コメントに「本当は怖い唄?」とあるが、ピチカート版の歌詞の解釈についてググると
実際そのような感じで捉えている人が少なくない。
夜七時の東京というきらびやかなモチーフに対して、孤独でネガティブな言葉が繰り返される。
椎名林檎版の「返詞」との対応を考えても、ピチカート版は何か空虚を抱えた歌であるのだろう。

しかし、その「返詞」である椎名林檎版にはピチカート版の「あなたに会えない寂しさ」ではなく
リオ五輪を終え、次なる東京五輪やそこで出会う「まだ見ぬ存在への期待」が込められている。
例えばピチカート版では、東京が「嘘みたいに輝く街」と虚像のように描かれているが
椎名林檎版では東京を「夢みたいに実在する都市」としている部分がわかりやすい。
あるいは、ピチカート版では「私があなたに会いにいく(が会えない)」のに対して
椎名林檎版では東京五輪の開催国という選手を招く立場として
「あなたが僕らに会いにくる(のを今か今かと東京で待っている)」という形になっている。
ざっくり言えば、東京五輪に向けたポジティブな期待の歌ということだろう。



動画にはあずさのステージシーン以外に、いくつか実写風景が挿入される。
まずは冒頭からタイトル通り夜の東京の空撮、一端あずさのステージを挟んだ後、
街のネオン看板、<結婚・適職・転職・恋愛>手相・人相占いの看板と占いの様子が連続して映される。
その後、ポーンという時報とともに再度あずさのステージが始まる。

この占いに添えられた<結婚・適職・転職・恋愛>で思い出すのがあずさのデビュー経緯だ。
私は無印コミュしか見たことがないので現行のあずさについて断言することはできないが、
無印でのデビュー理由のひとつが「運命の人に逢う(見つけてもらう)」ため有名になることだった。
積極的なのか受け身なのか判断に困るが、このステージのあずさもまた運命の人に逢うために踊っているのだろう。
(サビ前で「早く運命の人に逢いたい」と出るので改めて指摘するまでもないか。
 こちらに限らず17年上半期に選んだ『春香、一人の夜。』でも
 砂嵐の画面にわざわざ「ザッピング」と出すなど、筋道を示す意識や気遣いを感じる)
流れ的にポーンという時報の音はあずさがその動機に目覚めたことを表現しているのかな?
占いに関しては趣味というだけで、それによってデビューを決意したというコミュはなかったと思うが
そういう流れもありえなくはなさそうで面白いなーって。



さて、返詞にあるいくつかの歌詞をあらためたい。
「目的地へ一瞬で接続(アクセス)して」
「僕ら自身が扉になった」
「あなたが把手に触れれば」

運命の人に見つけてもらうのが目的であれば、返詞のあなたがアクセスする目的地とはあずさ自身のことだろう。
しかし一瞬で目的地にアクセスできるはずなのに、僕ら(=私=あずさ)はまた扉であり、
あなたには取手に触れる必要があることも示される。
現実であれば目的地とあなたの間には扉が介入するはずだが、目的地も扉はほぼ同一の存在だと考えられる。
ここで、一番最初の「目的地へ一瞬で接続(アクセス)して」に注目する。
「一瞬」「接続」といった見慣れない表現が意味するのはインターネットなどの現代技術のことで、
椎名林檎の「接続」と同様の表現は、東京事変「電波通信」という曲にも見られる。
動画では街を横断するバイクやタクシー、飛行機といった物理的な移動手段も挿入されるが、それと対比的でもある。



ダンス構成は以下の通り。
イントロ~Aメロ:Honey Heartbeat
Bメロ~サビ前:アマテラス
サビ~Cメロ前:七彩ボタン
Cメロ~大サビ:アマテラス

最初は「Honey Heartbeat」の頭から始まり、音楽と合ったダンスが当てはめられていく。
ステージを大きく使ったり飛び跳ねる動きも多いので躍動感を感じさせつつも、
コミカルな動きが随所にあるのでいわゆるダンザブルとは違った趣があずさとマッチしている。
Bメロの「アマテラス」、今まで考えたこともなかったが字幕に合わせると
人を探している(遠くに目を凝らす、周囲を見回し何度も振り返る)様子に見えてくるからすごい。
ここは「アマテラス」の歌詞も「唄が聞こえて 君に会えるのです」で、それもピッタリ。
「アマテラス」にも『ハートビート』『高鳴る胸』(何度同じことを言うのかw)って歌詞があるので、
なんとなく繋がってるのかしら。
サビは「七彩ボタン」の大胆なジャンプから。
「地球の裏側 誰か目覚める」=あなたがあずさに気付いた部分は、
「七彩ボタン」では「始めまして ぼくに 出会ってくれてありがとう」。
しかし、あずさ自身は相手が気付いたこと、あるいは出会ったことを知覚できないため、
“…何処かしら?”となる。多分。


tokyo7_1.png
可愛い!
大サビで画面が一気に広がると、この表情が映し出される。
こんな表情をしながら「早くあなたに会いたい」って全身で求めているのだと思うとたまらない。

tokyo7_2.png

tokyo7_3.png
平常時やコミュの頬に手を当てて照れる(困り笑い)のモーションを思い出させる、可愛い。
どうして「落ち着けそうにない」のかって、運命の人を待ってるからだよねえ。
すべてが可愛い。これだけで大勝利って感じある。


そういえば、天照大神は太陽神なのでニコマス的にもあずさにあっていると言えるのかも(適当)。
「アマテラス」にはみんなの憧れるアイドルという華やかな面とプロデューサーに導かれる女の子的な面の両立が、
太陽神でありながら天岩戸に隠れる逸話をもつ天照大神になぞらえられる。
そしてその表裏一体の調和が、あずさの積極的なのか受け身なのかというデビュー動機とも重なるのが面白い。
また、「アマテラス」の歌詞にも「扉開けたら君に会えるのです」と
椎名林檎版「東京は夜の七時」にあった扉に触れる部分が存在するのも良い。



動画は最後、朝焼けに照らされる街で締めくくられる。
今この時代にあずさが扉となったからには、運命の人が日本の裏側にいたとしても
きっと彼女を見初めて会いにくるはずだ…と言いたいところだが、
東京の朝焼けなのでやっぱりあずささんの運命の人はプロデューサーさんなのかなw
あずさが踏み出した瞬間に運命の人と出会えたということは
彼女が決意したことが運命の人と出会うための必要条件だったわけであり、
あずさ自身も目的地へ一瞬でアクセスしたわけでもあり。
そういう直観的な結論ってすごく好きなのであずさのシナリオ本当に好き。

どこまで意図したものかわからないが、動画に存在する複数の要素が丁寧に織り重ねられた作品であり、
何よりあずさがめちゃくちゃ可愛い作品である。眼福。



//
あずさのデビュー理由とパフォーマンスに椎名林檎版「東京は夜の七時」を重ね合わせる的確な発想に心から驚き、
同時に林檎ファンとしても、椎名林檎の「人工的で美しい東京」って感覚が好きなので、
実写のネオンの輝きを背景に踊るあずささんがとてもキラキラしてきれいで嬉しかった。
改めて言葉にすると、私から世界へ、そして再び私(、私とあなたの二人の世界)へ…
というスケールの飛躍が好きなのかな?ということに気づくきっかけにもなったので感謝。
まあ、書いていることは相変わらず動画を見ればいいことなんだけどw


以下の参考文献によると、
本来ピチカート版にあった恋愛的要素は椎名林檎版では取り除かれていたが、
再びあずさに用いられることで復活しているのがまた良いなあと思った次第。
久しぶりにあずさコミュ見たら、あずささんがPを選ぶ理由がはっきりしていて良かった。


参考文献:
『アマテラス』という楽曲について
『東京は夜の七時 -リオは朝の七時-』歌詞精読
  1. 2017/08/03(木) 21:00:00|
  2. ニコマス
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

エイリアンエイリアン

GWです。伊織の誕生日だけど貴音の動画です。

【アイマス】宇宙人たちでエイリアンエイリアン【手描き】 右半身氏


見ると、たまに泣いてしまう。
大半の視聴者、あるいは製作者もこれを「切ない」とは捉えていないかもしれない。
「キャラクター」としてのエイリアン(舞田・安部菜々)に対して
「ホンモノ」のエイリアン(貴音)がオチとされることで、
前者とは全く異質な、生来与えられ逃れざるものとしてある
貴音の運命(属性)や孤独の強度が描き出されるとともに、
そこに貴音個人の性格や感情がいかに摩耗されていくのか、
SPシナリオを思い出して切なくなってしまった。


【貴誕2017】 ひと夏の経験 【iICF17】 annP
こちらは補助線というか、『エイリアンエイリアン』の前に『ひと夏の経験』を見たことで、
より上記の印象が強まったのだろう。
SPシナリオから察するに、貴音は離散した国民を統治・統合する「女王」としての役目を負っているらしい。
生まれながらにして多くの国民を背負う為政者「女王」という運命にある貴音が、
まったくの個人として国民ではなくたった一人の人間に自らを捧げる…という物語だと考えると、
それがいかに「女王」の運命に反しているのかわかるだろう。
特に貴音の美しさの一端には、「女王」という崇高な使命を引き受ける信念、気高さも含まれるのだから、
それを貴音自身に投げ打たせるということがいかに罪深く、彼女を汚す行いなのか。
貴音という強力な背景をもったを用いたことで、楽曲が本来有する少女の聖性や背徳の度合いが
より一層強くなっているはずだ。慧眼である。



…ということを、ぼんやり考えながら『ひと夏の経験』を見た後に『エイリアンエイリアン』を見た。
ファム・ファタールとして描かれていたエイリアンのわたしも実はあなたが好き…という物語も切ないが、
それ以上に、舞田・安部菜々に対比される形で貴音が真打におかれたことで、
対比されたからこそ断絶され浮き上がってしまう「ホンモノ」の孤独を強烈に印象付ける。
上記のようにキャラクターとして後天的にエイリアンと称される舞田・安部菜々に対して
生まれながらエイリアンであるというだけでなく、
舞田=Mマス、安部菜々=デレマスの母体であるアイドルマスター(765)=貴音という
重鎮的な立ち位置が与えられるとともに、登場までタメが設けられているなど、
舞田・安部菜々とは明確な差別化がなされている。
ホンモノでありアイマスシリーズの母体に属する真打としての演出は、
貴音と舞田・安部菜々との立場の差、つまり孤独を感じさせるものでもあった。

それは非常に鮮烈で美しいが、同時にSP(ワンダリングスター)など貴音シナリオで
たった一人で運命に立ち向かう苛酷さがいかに貴音を傷つけたのかを知っている身としては、
ここで描かれる美しさは寂しさと表裏一体で、見るたびに涙を誘う女王の物語を感じさせるのだった。


アイドルマスター 「完全犯罪彼女」 貴音 そいP

こちらを思い出したのは、要するに個人として恋をする=堕落=犯罪者の烙印みたいな
連想が自分の中であったのだろう。



//
こういう妄想好きw
まぁここまで思い詰める必要はなくて、女王をやりつつたまには個人の楽しみをもてば健康的で良いのでは。

みんなのアイドルと「自分の」アイドルというアイドルを対象とした恋愛ものにも通じるテーマなのかも。
しかしこうやって考えると、広がり続けるアイマスシリーズ、
その母体である765メンバーの重圧、あるべき姿はどうなっていくのか、
怖いような楽しみなような気がします。

ていうか私のSP体験としては雪歩のライバルになる貴音なんか普通に見捨てたので、
貴音に同情する立場でもないと思うが。
  1. 2017/05/04(木) 21:30:00|
  2. ニコマス
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
次のページ