なんか言いたくなったこと

アイドルマスターを中心に、余計なことを書く。

アイドル&チョコレート~惨劇館へようこそ~

文章や画像でのネタバレがあるので注意。


【卓m@s】アイドル&チョコレート~惨劇館へようこそ~序幕



面白かったー!
猫チョコ(正式名称:CAT&CHOCOLATE)は無茶振りを楽しむゲームだと思っていたので、
それをテーマとした動画もどれだけふざけた内容となっているのかと思いきや。
意外なことに動画自体はしっかりとしたホラーテイストを打ち出している。

PLは響、あずさ、伊織、小鳥の4人。
猫チョコは各PLが配られたカードを駆使してアクシデントを切り抜けるゲームだが、
アクシデントを起承転結の転と置き換えると、動画ではそこにちょっとした起承と結を加えて
あえて小編として形を整えている。
本来は転のみだからこそ道理の欠けた状況設定の不気味さ、
PLが失敗したときに描かれるアイドルの凄惨な死亡シーンや成功したにもかかわらず後味の悪い結末は
「ゲームは終わったはずなのに」物語が続く居心地の悪さと相まって
(ホラー的にいい意味で)不快感がある。
後から拝見したところホラー系動画をいくつか投稿されてるので納得。


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なんでもないシーンだが、さびれた洋館、水辺、微妙な影の雰囲気がなんか…。
後の展開は(潰れる音に対する不快感はあるものの)怖いというほどではないのに、
この手洗い場の風景だけは異様に怖くて、夜に見るのはギブアップして翌朝再挑戦しました。
結末を知ってる今見てもなんとなく嫌な感じになるのが不思議…自分で張っておいてなんですが怖いw


PLごとにイベントが独立しているため、
さながら「本当にあった怖い話」風の視聴者投稿(体験談)の態をとったようなオムニバスホラーとなっている。
それらしく各話タイトルシーンでPL名が「主演」としてクレジットされているのも良し、
この枠組みを整えただけでも「なるほど~」と感心してしまった。

また、ゲームとは不可分にあるPLとしてのアイドルの姿は、比較的コミカルに描かれている。
アイドルごとのプレイング傾向が割り振られており、
卓ゲ動画におけるPLとPCの関係、ゲームの劇中劇的な側面を考えた上でも
猫チョコをオムニバスドラマ風にまとめるのはうまい活用法だと思った。

小鳥さん主演の話は毎回猫チョコらしいエキセントリックさで比較的後味も悪くないからトリにしたのかな?小鳥だけに
アイドルたちがゲームを楽しむ様子に親近感がわく分、
ゲーム内で無残に死んでしまう描写への嫌悪感も否応なく増す。
いい悪循環だなーw



個人的に一番怖かったのは10話目にあたる「かしこい かしこい」。
ある程度は恐怖に慣れ、物語のパターンも予想できる頃だろう。
突然すぎる悪魔の登場、あからさまにおどろおどろしい付け足し目玉には
笑ってしまったくらいだが、そうやって気が緩んでいた分オチが本当に怖かった。

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自分で張っていてもやっぱり怖いので、あまり見たくないw

ぎょろ目とつり上がった唇がそろって顔の態を成している画としての率直な奇怪さはもちろんだが、
伊織が確認に行くまで待って、ぬか喜びさせてから馬鹿にするという上げて落とす展開、
そこにある悪意の不快感たるや…。
悪魔の目玉が付け足したものだったので、それだけをマネキンに移植するのは
制作した側からすると不思議のないことなのかもしれないが、
見ている私は予想もしていなかったので身体がビクッと動いてしまったw
まさか目だけ残すとは…ひとつ前の響の話もあって、
「やったか?」→やってなかった、の逆襲が来るとわかってたのにまんまと驚きました。


話はそれるが、個人的に毒蜘蛛や悪魔などは即物的すぎてナイフに恐怖の方が近い。
ナイフを危険と思うような目に遭ったこともないので、
むしろ幽霊に伴われる、背景としてある陰惨な事情や意思、
理不尽に他人を害する悪意にリアリティを感じるのかもしれない。


伊織の話は6話「蠱惑の蝶」のオチも好き。あえて額の中の伊織を見せない演出が奥床しい。
2作目は説明文に
 静かに這いよる悪意の触手が、狙いを定めたのは彼女達の【心の中】。
とある通り、精神攻撃(?)のためどの話にも765アイドルが関わってくるのが楽しくも恐ろしい。

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でもホラーにエロはつきものだからね、ちかたないね。



まあ、そういった理屈は抜きにしても、怖くて面白かったです。怖がりの見たがりは思う存分楽しんだ!
何度も言うが、本来は筋のないゲームを見事なホラードラマにしているし、
その物語部分にしても単なる付け足しではなく、ゲームを活かして
恐怖(あるいはユーモア)を煽る独創的かつアイドルらしさ満点のシナリオに仕上げている。
また無印や2のゲームモデル、MMD、イラストなどを利用することで怖い絵面が丁寧に作られている。

cc3.png
ニコマス特有の笑いにつながってしまう場合もあるがw
お馴染みの、とかキャラクター化されるとむしろ面白くなるのかな~。

絵以外も、シーンに応じたSEやBGMの充実度といい
猫チョコから想起される大味感を裏切る作りこまれた作品だった。

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  1. 2015/05/19(火) 22:30:00|
  2. ニコマス(テキスト系)
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