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少女小説とか

【少女小説初心者向け】最近の少女向けライトノベルレーベルの私的イメージと各レーベルのおすすめ作品


かなり前の話だがこちらが大変面白く少女小説好きの私もぜひ何か一枚噛みたくなったので、
「P向け少女小説」と題して、少女小説のヒロインとアイドルとの共通点を見出すことで
各アイドル派のPに向けてヒロイン萌えの視点から少女小説をお勧めする…というのを書いた。
残念ながら13人分の作品(ヒロイン)を見つけることができず現状お蔵入りになっているのだが、
その中で、これは個別記事にした方が良いのではないかと思う作品があったので、雪歩誕代わりにまとめておく。

つまり雪歩誕です。



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着物に込められた“想い”に寄り添う、アンティーク・ミステリー。
高校生の鹿乃は、旧華族である野々宮家の娘。両親を早くに亡くし、兄の良鷹と下宿人の慧と三人で、古びた洋館に住んでいる。鹿乃は、亡き祖母から蔵にある「いわくつき」の着物の管理を引き継いだが……?



集英社オレンジ文庫は少女小説レーベル、コバルト文庫から派生したライト文芸レーベル。
カテゴリはライド文芸だがコバルト文庫出身の作家ということもあり、
本作は少女小説として出版されても違和感がないような、少女の成長や淡い恋愛模様が描かれている。
もちろん、恋愛物に興味がない方でも古都・京都を舞台にしたアンティークにまつわる情緒的なミステリーが楽しめるかと。
短編集なのでとりあえず一冊読んでみるのに適した作品です。



さて、主人公の少女・鹿乃の暮らす世界は一見カードキャプターさくらのような、摩擦の少ない世界である。
彼女は両親を早くに亡くしながらも兄や祖母、ご近所さんや学友に愛され、
華族である先祖代々のお屋敷で暮らし祖母の形見の着物をまとい、優雅な暮らしをしている。
身近な男性である二人の兄は「20代にして腕利きの古美術商」、「クールな若き大学教授」と
なかなか夢のある設定で(というか若い登場人物の説明にはたいてい「容姿が優れている」と書かれる)、
着物にまつわる変事に向き合いつつも彼女の生きる世界は平穏そのものだ。

しかし物語を重ねるごとに、その平穏は彼女、あるいは彼女たちのために
大人たちによって作られたものだとわかるだろう。
彼女が祖母から受け継いだ着物、それをあつらえた世代の社会、
華族に縁ある人々の人生がいかに不自由か、時に猟奇的な描写でもって遠慮なく突き付けられる。
たまに横溝正史か?ってくらい陰惨で救いがない話もあってわりと本気でつらいし怖い。



とはいえ、基本的には平穏な世界で幸せに暮らす女の子のお話。
主人公の鹿乃はのんびりとした性格で、住み慣れた京都の街で迷子になったり
異性から薔薇を贈られても無邪気に喜んだりとまだまだ幼いところがある。
過保護な保護者の存在、和風な暮らしからは雪歩を連想させられる。
しかし鹿乃の生活に息づく「人との縁」に対する愛情、例えば大切な祖母の着物を日常的に愛用する姿、
馴染みの八百屋さんや喫茶店のマスターとのやりとりには春香を思わせる愛らしさがある気もするのだ。


言ってしまえば鹿乃、春香、雪歩はまったく別の環境で生まれ育った別人なので
みんな違ってみんないいってことで終わっても良いが、まあせっかくなのでw
鹿乃が春香と雪歩のどちらに似ているか、少女小説ヒロインとアイドルの共通点を探すことは、
要するに自分の中にある「もっとも譲りがたいアイドル観」を浮き彫りにする。
3人に共通するものを感じながらも同一人物だと思えないのも、
妥協しては成り立たないそれぞれの少女だけがもつ美があるからこそ。
鹿乃という少女は雪歩にしては心配性でもなく春香にしては大人しい、
つまり私の中では元気といえば雪歩<春香なイメージなんだな、とか。
春香の明るさとそそっかしさより雪歩の大人しさとのんきさに近い、とか。
別に和風だから雪歩なんて失礼なこと思わないし、みたいな。
もともと、「少女小説のヒロイン」に関する私の好みって
「少し抜けているところもあるけど周囲を大切にする善良な子」という
(引きこもりや虫めづる姫君のような変人路線とは違う)正統派の優等生ヒロインで、
だいたいのアイドルはその範疇に入ってしまうんですよねw
のんびりして見えるけど結構芯があって頑固で…なんてのも雪歩に限らずよくある設定で、
アイドルランクに従ってコミュでの描かれ方も少しずつ変わっていくし、
他人の個性を判断するのは気が引けるなーって。



それでもあえて雪歩と春香のどちらが鹿乃と似ているか決めるのならば、
雪歩が幸せな女の子であってほしいという私の願望が決定打なのだと思う。

例えば鹿乃の兄は怠惰で女癖が良くないなどと嗜められることが多い人物だが、
その反面、妹のためならなんでもできるような思い切りのいいところもある。
親のいない兄妹2人というのも大きいだろう、年の離れた妹が祖母の来る授業参観を煩ったとき、
大学の単位に差し支えると分かっていても迷わず妹の授業参観に出席することを選ぶ。
自身の決断が理解されないこともまったく気にしない。
鹿乃がラブレターをもらったことを知って騒ぐ兄の様子は、
実家に近づく男の子を父が追い返してしまって…という雪歩のコミュを思い出す。



心配の意味が少し違うか。
はたまた、作中で少しずつ自立していく鹿乃へ「もう少し子供でいてほしい」と思ってしまう気持ちに
私は雪歩のサンタさん(12月の仕事)コミュを連想してうるっときてしまうのだ。



私このコミュほんと好きだなw
お兄ちゃんいいな~って思います。私も雪歩のお兄ちゃんになりたい。



好きな子が幸せに囲まれていてほしいという願望は、雪歩に留まらず幸子にも言えることだ。
モバマスは特に個性的なアイドルぞろいで、その極端な振る舞いは周囲から浮いてしまうことがある。
それは例えばニコニコに挙げられているコミュでアイドルの突飛な言動を笑うコメントであるとか
幸子が初期によく言われた「腹パン」や「実はいじめられてるのではないか」という見解とか、
そこに悪意がなくとも奇矯なアイドルの振る舞いに距離を感じることはよく理解できる。
実際、鹿乃も家族や地元のコミュニティを抜けた「学校」では容赦なく悪意を向けられている。


それではなぜ彼女たちが個性を失わないまま成長したのか。
私は彼女らの個性に、彼女らを愛し許容する人たちの存在を感じるのだ。
雪歩がサンタクロースを信じさせてしまうほど雪歩の家族は一人娘を慈しみ、
雪歩の友人もそれを笑わない人だったんだろうと私は信じている。
幸子の強がりを微笑ましく見守る142sやKBYDの在り方はそんなに奇妙だろうか。
鹿乃について、高校生にもなって地元で迷子になることがある彼女の傍には
そもそも女の子ひとりで遠出することを許さない保護者がついていて、
鹿乃が彼らに先導され、見守られながら歩いてきたことも想像に難くない。
鹿乃が道を覚えなければならないのは、保護者の手を離れてからなのだ。



というのは私の願望であって事実ではないが、幸せなところが雪歩に似ているって言いたいな~みたいな。
腹パンネタとか普通に楽しんでたのでそういうのが嫌とかではないです。多様性は大事。
でも、改めて雪歩コミュを見たらあんまり似てなかった。ランクBくらいならなんとか…ってくらい。



//
個人的に好きなコミュはこれ!


見返してて面白かったのはこれ!


心構え、気合・根性は雪歩コミュの頻出ワードですねえ。楽しそうで何より。


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  1. 2018/03/11(日) 22:00:00|
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